TOKYOブラジル散歩

今夜と明日、日本で公演を行うカメラータ・ヴァーリ(ヴァーレ)・ムジカについて、総指揮者も務めるマルセロ・ブラツキさんと、ゲスト・ヴォーカルとして参加するフェルナンダ・タカイさんにお話をうかがってきました。

 

いよいよ今日から、東京と名古屋で、ピアニストのマルセロ・ブラツキとカメラータ・ヴァーリ(ヴァーレ)・ムジカの日本公演が行われます。

 

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カメラータ・ヴァーリ(ヴァーレ)・ムジカは、鉄鋼でお馴染みのヴァーリ(日本ではヴァーレと呼ばれています)が運営する財団の支援によって誕生した小編成のオーケストラ。
本拠地はヴィトーリア市です。

 

ヴァーリは、ミナスジェライス州にある鉱山や、港がある海岸沿いのヴィトーリア市まで鉄鉱石を運ぶ鉄道も運営しいて、ヴィトーリア市もヴァーリのお膝元。
同市には、ヴァーリ財団が運営する美術館もあります。


カメラータ・ヴァーリ(ヴァーレ)・ムジカは13人。
ヴァイオリンが2人、ヴィオラ1人、チェロが1人、コントラバスが1人、フルートが1人、フォガットが1人、クラリネットが1人、そしてパーカッションが5人、という編成です。

 


ポイントはパーカッションの5人。
曲によって使う楽器は変わってきますが、パンデイロ、スルド、タンボリン、クイーカ、アゴゴなどサンバでもおなじみの楽器から、北東部のマラニョン州に伝わる“ブンバ・メウ・ボイ”で使われる金属製のカイシャの一種、フォホーで使うトリアングロ(トライアングル)など、ブラジル各地の伝統音楽で使れる打楽器を使っています。

 


楽団の本拠地であるヴィトーリアに伝わる伝統音楽“コンゴ”で使われる笛や打楽器、カザッカ(ギロ系楽器の一種)も登場します。


「僕らは去年、ヴィラ - ロボスの生誕120周年の記念プロジェクトで、ブラジル各地の都市でヴィラ - ロボスの曲を演奏しました。
そこで僕は、1930年代にヴィラ - ロボスが作ったのと同じようなバンドを自分で作ろうと考えたのです。


僕らはこれまでに国内でツアーをやるなかで、その地方地方の音楽の要素を取り入れてきました。
だから、よりヴィラ - ロボスの音楽に、ブラジル各地の音楽の要素を持ち込む結果になりました。


タンボール・ヂ・コンゴやカザッカなど、ヴィトーリアの地元の楽器も使っているのはそのためです。


ヴィラ - ロボスは人々の生活の中にある音楽を、自分の音楽に取り入れるのが好きでした。

 

例えば、お祭りのときに子供たちのコンゴの楽隊が演奏する音楽にも興味を持っていました。
コンゴの楽隊は各楽隊ごとに異なる笛の吹き方をするのですが、そういったコンゴの楽隊の笛の音色を自分のオーケストラでも取り入れていたんです」

 


ちなみにカザッカとは、人の頭のついた木製のギロのような楽器です。

 

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写真はヴィトーリアのコンゴのグループ。


こういった楽器とクラシック音楽がどんなふうに会話をするのか...気になった方はぜひ劇場に足を運んでみてください!

 


日本公演ではヴィラ - ロボスだけでなくアントニオ・カルロス・ジョビンの曲も演奏されますが、トン・ジョビンの曲を歌うのがフェルナンダさん。
「フォトグラフィーア」や「ジェット機のサンバ」などを歌う予定だそうです。

 

<演目予定>
ザ・ヴィラ=ロボス イベント~クラシック音楽からボサノヴァまで
曲目 ヴィラ=ロボス :ショーロ第5番「ブラジルの心」
シランヂーニャ(こどもの歌)
「赤ちゃんの一族」第1組曲
子どもの謝肉祭、他


出演 マルセロ・ブラツケ(Pf)、カメラータ・ヴァレ・ムジカ、フェルナンダ・高井(スペシャルゲスト・Vo)


11月6日(木)
東京 サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/information/access.html

開演 19:00
料金 指定2,000


11月7日(金)
名古屋 しらかわホール
http://www.shirakawa-hall.com/toppage02.html

開演 19:00
料金 全席自由1,500

麻生雅人(あそう まさと)

ブラジルに心を奪われたモノ書き。雑文から音楽評論まで。雑誌は「R25」などに執筆。書籍編集、番組構成、CD監修なども。「ブラジル大作戦」(MUSIC AIR)、「Radio Brisa Brasileira」(STARdigio)が放送中。書籍では「サンバ」、「ブラジリアン・ミュージック」(共にシンコー・ミュージック)など。個人blogでもほぼ毎日ブラジル関連情報紹介中(http://brisabrasileira.pokebras.jp/)。写真はアサイーの故郷トメアスーのCAMTAにて。


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