パンデイロ狂時代

25歳までにブラジルに行きたいと中学生の頃から思ってました。
なんで25歳なんですかね?
今思うと不思議です。
で、行ったんです。
85年に。

あわよくば、住むためのきっかけになればなぁ~なんて考えてました。
ガレオン空港に夜着いたんです。
夢が叶って嬉しかったですね。
まるで夢のようでした。
今でも思い出します。
ところが、それより大きな衝撃が僕を襲うんです。翌朝に。
目が覚めてホテルから外に出ます。
身体のすべての感覚を疑いました。

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「なんだこりゃっ!?」

ちがうんです。
見える色、肌に感じる空気感が。
南半球恐るべし!
いろいろな曲が頭をよぎります。
この気候風土があるからあんな曲がうまれるんだ。
僕は東京に生まれ育って、何か創り出しただろうか?
自分に見合った何かを創らなきゃ、という意識が出てきたんですね。
楽しい時を過ごしてきましたが、ブラジルに住みたいという欲望はなくなってしまったんですね。

初めての海外だもんなぁ。
びっくりしちゃうのも無理ないよな。
こういうのをカルチャーショックというんですね。
もしブラジルの前にハワイでもグアムでも経験しておけば、ブラジルに住んでいたかも?
何かを創りだしたか実感はないけど、よい目標だと考えています。

今はブラジルも近くなりましたね。
20年もたてば世の中かわっちゃいます。
目先のことにあんまりこだわっちゃあいけませんなぁ~





小澤敏也(おざわとしや)

ブラジル音楽を母体に独自の音楽をアグレッシブに表現する、造形派パーカッショニスト。  パンデイロはマルコス・スザーノ氏に師事。同氏より高い評価を得ている。  様々なジャンルのアーティスト(増田恵子、高野寛、オリジナルラヴ、川本真琴、本田竹広など)と共演、レコーディングに参加。 現在は「pps」「KING」にて先進的パンデイロ奏者として活躍。劇団四季のミュージカル「ライオンキング」にパーカッショニストとして出演中。


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