FORÇA BRASIL!!! 2008北京オリンピック 頑張れ!ブラジル

金メダルを目指しながらも、銅メダルに終わってしまったブラジル代表。しかし大会を通じて随所にブラジルらしさを発揮してくれました。
特に準々決勝のカメルーン戦や3位決定戦のベルギー戦では、とても魅力的なサッカーを展開していたように思います。

ただ、準決勝のアルゼンチン戦のみ、ブラジルはその力を発揮できなかった。

アルゼンチン代表は、大会を通じて、チームとしてのまとまりが図抜けていたように思います。
リケルメとメッシのスーペルな二人に引っ張られて他のメンバーの実力がよりいかんなく発揮されていました。
一方ブラジルはこの二人に対比されるロナウジーニョとパトの調子が残念ながらやはり今ひとつ…。
もし、この二人が絶好調だったらきっと準決勝の結果も違うものになっていたでしょう。

楽しさを全面に押し出すブラジルと、悲壮感を漂わせながらときにはダーティなプレーもいとわないアルゼンチンのサッカーは、よくサンバとタンゴに喩えられます。

今回はアルゼンチンのしたたかなサッカーの前に、ブラジルサッカーはそのファンタジーさを、90%発揮できたもののの、100%発揮するまでに至らなかったと言えるかもしれません。
それは準決勝の試合終了直後のロナウジーニョの哀しげな表情と3点目を決めた後のリケルメの満面の笑顔という、普段とはまったく逆の両エースの表情が物語っています。

しかし、勝つこともあれば負けることもあるのがサッカーです。
2010年のワールドカップ南アフリカ大会で、セレソンはきっとブラジルらしいサッカーをまた見せてくれるはずです。

ひるがえって日本代表は、というと、予選リーグで3戦全敗…。
ナイジェリア、オランダといった強豪国相手とはいえ、ブラジルのようなしなやかさも、アルゼンチンのようなタフさも、まだまだもちあわせていません。
10年後か20年後、そういった強豪国と対等に渡り合える様になったらいいなあと思います。

プロ野球だって、20年前は観光メインで来日した大リーガー相手に手も足もでなかったのに、いまではMLBで活躍する日本人選手がまったく珍しくなくなっています。
いつの日かブラジル代表と対等に日本代表が渡りあうことだって不可能なことではないはず!
そのためにも長期的な強化策を日本サッカー協会には今後も続けていってもらいたいと思います。

さらに同じく我々日本のサッカーファンのレベルアップも必要です。
サッカーを見る目をもっと肥やしていかねば…。
その点今回の五輪では、サッカーの試合を深夜でもいいからもっと放映してほしかった。
これからも、リベルタドーレス杯など南米の試合をテレビでも定期的に放映してほしいなあと願ってやみません。

小林ミノル

フリーランスの編集者/ライター。1975年生まれ。静岡県出身。
「GQ JAPAN」(コンデナスト社)「R25」(リクルート社)「TRANSIT」(講談社)「SMR」(SPBS社)等で執筆中。
ヤマハフットボールクラブ時代からのジュビロ磐田ファン。
サッカーとの出会いは小学生時代にテレビで見たアデミール・サントスのバナナシュート。
現役時代のドゥンガに新幹線の駅でニラまれた経験有り。ただし自分自身のサッカー歴は高校時代の3ヶ月間だけ...。
趣味:フットサル、マトリョミン、水泳、旅行、稜線研究。


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